人材育成や新人社員研修など、様々なシーンで便利に利用されているeラーニングですが、どのようにして普及してきたのかご存知ですか。
こちらでは、eラーニングの歴史をご紹介しています。
アメリカが発祥
1980年代にアメリカで企業向けに普及したeラーニングは、広い国土の隅々まで高い品質の教育を浸透させ、遠隔地での教育を充実させることに重点が置かれていました。コンピューターが普及すると同時にこれを利用して教育を支援できないかという考えが模索され、アメリカをはじめ世界各国で研究が開始されたのです。それにより、CBTという今のeラーニングにつながる原型が確立されました。
日本での普及
日本では、通信速度がまだ遅い時代から学校教育でネット教育が始まりました。学校に多くコンピューターが導入されていたということもあり、ネット教育は進んでいたのです。
それが段々と企業にも注目されるようになり、企業での教育にも活用されるようになりました。当時は容量の大きいCD-ROMに、動画や音声などを入れてそれを配布する方法が主でした。しかし、コストや内容の修正、個人の理解度の把握が難しいなどの、多くの問題を抱えていたのです。
インターネットの活用
インターネットが発展してくると、学習履歴の管理や学習教材の保存などがインターネットを使って簡単に行えるようになりました。
これにより、CD-ROMでの教材作成にかかるコスト削減も図ることができ、問題点は解決されました。また、インターネットを利用した学習は他にも様々なメリットがあることから、研修の新しいスタイルとして現在でも便利に活用されています。