従来は学校で知識技術の伝授を行い、家で宿題として演習を行い知識技術を体得します。これを昨今のICTインフラの進歩により可能になったeラーニングの仕組みを活用して、家で動画教材を使い知識技術の伝授を、生徒は自分に合わせていつでもどこでも何回でも受けて習得して、学校では演習やグループ学習など学校でしかできない形態で知識技術の体得を行うのが反転授業(知識技術の習得と体得の場所が反対なので)です。これにより大きな効果(生徒の成績向上)が得られたという報告が多くされています(残念ながら欧米での報告がほとんどですが、日本でもぼちぼちでてきました)
この考え方は、ICTインフラが学校より整っている企業の研修で適用がより簡単に出来効果があげられると考えられ、「反転研修」として注目を集め始めました。
企業教育の重要性が増している昨今、皆様も反転研修にチャレンジされたらどうでしょう。
ICTインフラの発達により動画配信が難なくできるようになり、また動画作成ツールも発達してきましたので、反転研修に必須の分かりやすい動画教材が自作でき、手軽に配信できるようになりました。
反転研修成功のキーを握るのはこの自作動画教材であると考えています。
また、この教材に理解度確認テストを入れることも重要なポイントです(知識技術の習得が重要な集合教育成功の絶対的な条件になります)主催者側は受講者の学習状況を個の理解度確認テストの成績により効率よく管理が出来ます。
事前にeラーニングで知識技術の習得がされた受講生を集めて行われる実習やグループ学習が行われるのが集合研修です。この実習やグループ学習をアクティブラーニング、協働学習と呼ばれています。
教育界では一部で、生徒一人一台のタブレットPC+電子黒板環境で協働学習を可能にする「授業支援システム」が活用されるようになりましたが、企業ではまだまだのようです。
これも重要なポイントで、eラーニングと集合教育や外部研修や教育ソフト、TOEICのような資格等社員研修の場は多様化していきます。その多様化した学習履歴を一つのデータベースで管理できるような仕組みが非常に大切な要素となります。
このデータベースがなくして計画的な社員教育はできえません。必ず考慮すべきアイテムであると思います。
反転研修のすすめをg-wise+の教材作成ツールで作った動画で紹介